目黒 紀夫 マサイ研究者 目黒 紀夫

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2022.03.14/ブログ,

2年ぶりの出張で海士に行ってきた

島根県は隠岐諸島の海士町に出かけてきました。じつに2年ぶりの出張‼

海士町は、いわゆる「地域おこし」でとても有名な島です。本土からフェリーで3時間、高速船を使っても2時間かかります。コンビニもなければファストフード店もない。冬場で波が高ければ船も出ない。21世紀を迎えるにあたって過疎高齢化が急速に進み、国からの補助金が減ったら町として破産してしまう。そんな逆境に対して町=島の人たちは、「ないものはない」というキャッチフレーズのもと、さまざまな新しい取り組みに本気で取り組みました。その結果、「島留学」を開始した高校には全国から学生が集まり、岩ガキや肉牛などのブランド化にも成功しました。

ぼくがはじめて海士を訪れたのは2013年。それから断続的に出かけており、数年前からは「地域再生論」という授業にゲスト・スピーカーとして、島の人を呼んだりもしています。今回の出張では、去年の7月にオープンし、オーシャンビューの素晴らしさやあの松潤が訪れたことで有名になっているホテルEntôに滞在しつつ(この記事のアイキャッチ画像は、滞在したEntôの部屋で撮ったもの)、「大人の島留学」ということで1年間島で暮らしている大学生たちやその運営事務局の方の話を聞いたりしました。

Entô公式ウェブサイト:https://ento-oki.jp/

大人の島留学・島体験公式ウェブサイト:https://otona-shimaryugaku.jp/

大人の島留学生たちがわざわざ作ってくれた晩御飯。魚介類だけでなくごはんやしいたけ、ブロッコリーなどもとても美味しかった!

 

じつは広島市立大学・国際学部の学生が1人、去年の4月から大人の島留学をしていました。そして、今度の4月からは、めぐろゼミの学生が1人、大人の島留学をすることになりました。それもあって、あらためて海士町できちんとした調査をやろうかと思いはじめてます。そしてまた、コロナが落ち着いたら、夏休みにでも海士でゼミ合宿をやりたいなあと思ってます。ゼミ合宿については、まだゼミに所属していない1~2年生なども大歓迎です。今から夏が楽しみだ~。

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