2022.01.05/ブログ,
明けましておめでとうございます+2021年の研究業績
気がついたら2021年が終わり、2022年になりました。
ぼくが所属する広島市立大学・国際学部では、来週の木曜日が卒業論文の提出締切です。ということで、4年生は今がまさに佳境。すでに一度、ぼくが全体をチェックしているのだけれども、最後まで精いっぱいあがいて欲しいものです。まずは卒論が無事に提出できるかどうかが、目下の最大の関心事です。
一方、2021年を振り返ってみると、新型コロナ感染症の影響でアフリカはおろか国内ですら調査らしい調査をしませんでした。さすがにこのままだとまずいということで、インターネットを介して情報収集などしていますが、早くフィールドに戻りたいです。
その一方で、研究業績の点からいうと2021年は充実した年でした。ぼくは2021年に、1冊の本と1本の論文を刊行しました。1冊の本というのは、国際共同研究プロジェクトの成果として出された英語の本でAfrican Potentials for Wildlife Conservation and Natural Resource Management: Against the Image of "Deficiency" and Tyrannyというタイトルです。アフリカの野生動物保全・自然資源管理について、アフリカ社会の潜在力を検討しました。
もう1つの業績である1本の論文は、ゼミ生の卒業論文を元にしたものです。「ドミニカ共和国における野球練習場における人びとの関わり合い――首都イポドロモの事例」というタイトルで、ラテン・アメリカのドミニカ共和国の野球少年たちについて調査をしたものです。10か月間もの間フィールドワークを行なった学生の努力の結晶であり、卒論とは思えないクオリティだと思っています。この論文はすでに一般に公開されていて、以下のウェブ・ページからダウンロードすることができます。
http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/hiroshima-cu/keywordSearch?q=%E3%83%89%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%AB&s=none&v=20
2022年は2021年以上に調査をがんばり、そして論文も投稿できるようにしたいと思います。それとともに、面白くて充実した研究をゼミ生たちができるように、全力でサポートしたいと思います。