目黒 紀夫 マサイ研究者 目黒 紀夫

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2021.08.12/ゼミ情報,

卒論中間発表会を行ないました

あっという間に前期も終わり、久しぶりの投稿です。

昨日、卒業論文の中間発表会を行ないました。毎年、夏休みの前に、他のゼミと合同で開いているものです。今年は、他に3つのゼミと一緒に行ないました。それぞれの教員の専門分野は、環境経済学・環境心理学、日本政治外交史、日本文化史。ぼくの専門がアフリカ地域研究・環境社会学・開発社会学なので、ほんとうに似ても似つかないゼミが集まっての開催となりました(それが楽しいんだけど)。

うちのゼミからの発表者は1人で、タイトルは「伝統アユ漁法『しゃくり漁』が今でも続けられている理由」、高知県のいの町のあたりで行なわれている珍しいアユ漁について発表しました。他のゼミの発表テーマは、授業のオンライン化の影響、発表者自身の祖父にあたる人の学徒動員の経験、中世日本における眉化粧文化など。教員の専門分野以上に、ものすごくバラエティーに富んでいました。

ゼミ生の発表資料より「アユのしゃくり漁の様子」。水鏡というもので水面をのぞいて、右手に持った「しゃくり」でアユをひっかけて獲るという、ちょっと変わった漁が研究対象です。

この発表会を行なう目的としては、①夏休みに入る前に自分の進捗状況を整理・把握する、②研究内容をまったく知らない他のゼミの人からコメントをもらう、③他のゼミの発表を聞き参考にする、④発表それ自体に慣れるといったことがあります。今回は約3時間をかけて、7人の発表とそれについての議論を行ないました。参加した学生にはいい経験になったようだし、ぼくとしてもいろいろな発表を聞けてとても知的好奇心を刺激されました。みんな、がんばれ!

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